「所持金が10円玉しかなくて」ー池田理代子さん(劇画家・声楽家)
5月23日放送のNHK「生活ほっとモーニングーこの人にトキメキっ!」(8:35-9:30)に、池田理代子さん(劇画家・声楽家)が出演されました。
池田さんは、1947年大阪生まれ、4人姉弟の長女。1972年「ベルサイユのばら」が1,500万部の大ヒット、アニメ、舞台化され、社会現象になったのは皆さん御存知の通りです。
しかし、40歳の時に、更年期障害を患い、人生を見つめ直しました。 子どもの頃からの夢、音楽家になることにチャレンジしたいと、47歳の時に音楽大学声楽科に入学されました。
卒業後は、50歳を過ぎてからプロの声楽家としてデビューを果たし、プロの歌手として、オペラやコンサートなどで活躍されています。
番組では、夢を諦(あきら)めない、チャレンジ精神旺盛な人生について語っておられます。
親から独立した時の貧乏時代についてー
池田 「(高校を出て)大学に入りましたら、学園紛争の只中で、やはり、大人や社会の批判をするのに親の脛(すね)をかじっていたら恥ずかしいんじゃあないかと思ってしまいまして、置手紙を書いて家出をしちゃったんですね。自活をしますって・・・それで色んなアルバイトをしたんですけど、兎に角、人前に出るのが苦手なんです。
(インタビューを受けている今は)仕事だから喋(しゃべ)っていますけど、・・・兎に角、人前に出なくて済む仕事をしないと私は生きてゆけないと思って色々考えて、そうだ漫画を描こう、部屋の中に閉じこもって出来るし・・・」
「一番辛かったのは、所持金が10円だけで、この10円玉で、公衆電話からうちに電話して、(親に)もう助けて下さいと、失礼致しました、参りましたと、こうしようかな、・・・それともこの10円でまだ頑張ろうかなと思って、(結局)頑張る方を取りました。 10円で買えるものは何だろう・・・で、袋入りのお麩(ふ)が5円だったので、2つ買って、それで3日くらい、食いつないで、・・・そういう生活をしていました。 あのころの日記を読み返すと、“ひもじい”“ひもじい”と書いてあって、何でもいいから腹いっぱい食べたいと書いてあって・・・」
40歳の時訪れた更年期障害についてー
池田 「(更年期障害になった時) 私の場合、一番辛かったのは、欝(うつ)になって、電気を消して気がつくと、どういう風に死ぬと一番楽かなって考えているんで、ああいけない、と電気をつけて・・・それで色んな病院に行くんですよ、でも何でもないって言われて、欝剤(うつざい)も貰ったんですけど、眠くなって何も出来ない・・・で、最後に産婦人科に行きました。そしたら立派な更年期障害ですと言われて。」
「(更年期障害を患ったとき、人生を見つめ直して)やり残したことは何だろうと、子供の時から夢だった事を全部書き出して、急がなくてはならないものを上に書き出して・・・バレリーナ、スチュワーデス、看護婦、小説家とか・・・更年期障害を患ってから5年間ずーと、ぐずぐず悩んで、もし試験に落ちたらどうなるのとか」
そして、子どもの頃からの夢、音楽家になることにチャレンジしたいと、47歳の時に見事に音楽大学声楽科に合格されました。
卒業後の現在は、漫画を描く傍ら、プロの歌手として、オペラやコンサートなどで活躍されています。
池田 「毎日、毎日の時間が凄く大事で、この日、今日生きているって事は大事に使わなければいけないと思いますね。」
現在、60歳の池田さんの若さの秘密は?
池田 「余り考えた事はありませんが・・・(しいて言えば)好奇心じゃあないかな」
カラオケの十八番(おはこ)は?
池田 「演歌(石川さゆりさんや美空ひばりさん)と軍歌です」
幸せを感じる時は?
池田 「唱っている時です」
池田さんが現在手がけているコミック ー
「太王四神記」(たいおうしじんき) NHK総合 毎週土曜日午後11時10分~
※韓国テレビドラマのコミック版
最後に池田さんは、漫画の方で、「あと一作、死ぬまでに描けたらいいな」と思っているのは 「平家物語」 とのことでした。
私(著者)は、時間的な理由で、あまりコミックは読まないのですが、番組を見て、池田作品を読んでみようと思いました。
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