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2008年8月17日 (日)

裏山の葉っぱが高齢化社会を活性化させた-徳島県上勝(かみかつ)町は何故成功したか(16) 事業の要諦は、各農家が自分の事業として主体性をもって考え、工夫をしながら仕事をしていくこと。

7)Faxとパソコンで情報ネットワークが構築されることにより、各農家(生産者)は毎日市場の生の情報に触れ、各自の売り上げがオープンに順位と共にデーターとしてパソコンで見られるようになった。 
各農家(生産者)は、ライバル意識を刺激され、生産者の方が自ら知恵を絞るようになり、ただ受身で注文を待っているのではなく「自ら考える」という習慣が生まれた。

例えば、ホウ葉が売れるということが分かったら、じゃあ植えようかとなるが、「こんな平らなところに植えたらいかん」と。まっすぐ上に高く伸びる植物だから、平らなところに植えたら、ハシゴを持ってこないと葉っぱが取れなくなるから、わざと傾斜や段差のあるところに植える。

モミジを、倉庫と倉庫の間の本当に狭い隙間、ほとんど日も当たらないような場所に植えた人もいる。 経験的に、台風がこれから多くなるというのがわかったので、日が当たらない代わりに、風にも当たらない場所に植えたのである。 これなら、何十回台風が来ても葉が痛まないし、日当たりが悪いから、11月になっても青モミジが取れる。

このような各農家(生産者)のノウハウ・工夫の積み重ねがあるのが上勝町の強みだと横石氏は言う。

8)横石氏は高齢者に真に必要なのは「出番」と「評価」の二つではないかと言う。
出番とは、自分が社会の役立つということを実感してもらうこと。
評価については、自分のやっている事が売り上げの数字で正直に現れること。 
多くのおばあちゃんたちがパソコンを立ち上げて真っ先に見るのが、自分の成績だという。「負けとうない」とおばあちゃん達は頑張るのだ。 

上勝町では、おばあちゃん達は、毎朝、起きるとやらなければならない自分の仕事があり、社会の中で自分の居場所があるのだ。

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