NHK総合テレビジョン3月22日経済羅針盤で長野県伊那市にある寒天メーカー・「伊那食品工業」の話が紹介されました。 会長の塚越寛(つかごしひろし)さんは、「年輪経営」という本を出されています。「年輪経営とは徒(いたずら)に急成長を求めず社員の幸せを大切にする」経営ですが、これは「企業は何の為にあるのか」という永遠のテーマです。(その4)一時のブームに敢えて背を向ける
10)永続する会社にする。-その為に塚越さんは一時のブームに敢えて背を向けることもあります。
例えば、30年前に開発販売したお湯をかけるだけでゼリーが出来る、「かんてんパパのカップゼリー80℃」は発売当初から人気を集めました。
評判を聞きつけた大手スーパーから全国で売りたいので大量に作って欲しいと話が持ち込まれました。
営業としてはここで一気に業績が伸ばせると役員の多くは増産に前向きでした。
しかし塚越さんはその誘いを断りました。
急成長を求めて安易に設備や人を増やすとブームが去った時に経営の足かせになるというのです。それよりむしろ、身の丈に会うようにゆっくり成長すべきだと塚越さんは考えたのです。
塚越会長は語ります。
「急成長をして会社がおかしくなった例がいっぱいあるじゃあないですか。リストラという事は社員にとって一番不幸な事ですから、そういう事は一切してはいけない」
(続く)
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