1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。―NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その3)「障害者の方が健常者と一緒に仕事をして貰えるのが一番、社会にも良いことだ」
5)番組では、「ファーストリテイリング」(ユニクロ)の法定雇用率を大幅に上回る8%の障害者雇用の例を紹介している。
知的障害のあるAさんは或る店で、1日30箱以上の商品をチェックし、店頭から絶やさないようにするのが主な仕事です。
この店で6年になるAさんは新人スタッフの指南役も勤めています。
スタッフ同士が感謝の気持ちを伝え合う、店内のスタッフ控え室のボードにはAさんに対するカードにこんな言葉が書かれています。
「いつもB/R(商品)の管理をしてくれて有難う!!本当に助かっています。私もB/R整理もっと頑張ります!!」
Aさんの自分の仕事を100%やりきる姿勢は他の社員の良い刺激にもなっているのです。
Aさんは商品管理以外にも気を配ります。
開店直前、Aさんは店長に声をかけます。レイアウト変更を間に合わせる為に手伝いたいと申し出たのです。
「困っている人に対して自分から声をかけるAさんをみて、周りのスタッフもお互いに困っている人に対して声をかけるようになる」と店長は言っています。
6)「障害者雇用も以前はその率がユニクロでも低かった」、と柳井正氏は言っています。
しかし、「障害者の人がいるとその人に対して社員全員が気づかいをする、そういうことがお客様に対する気遣いにもつながるようになる」、という。
更に、「障害者の人が仕事に喜びを感じるようになると、障害者の家族の方にも喜んで貰える。障害者の方が健常者と一緒に仕事をして貰えるのが一番、社会にも良いことだ」と柳井正氏は語る。
(続く)
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