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2009年7月

2009年7月19日 (日)

1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。―NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その5)「社長の言っている通り会社を経営すると大失敗しますよ。」

8)柳井正氏「僕はいつも言っているんですけど、社長の言っている通り会社を経営すると大失敗しますよ。
それぞれの人が自分達で自立的に全社の事を考えて仕事をする、という組織にしないと、社長がこれは違うとか、あれをこういう風にしてくれ、と言ってたらその会社はうまく行かないと思います。」

9)柳井正氏の考えの基になったのは経営学者ピーター・ドラッカーPeter Druckerが生み出した“知識労働者”という概念である。
ドラッカーは述べている。
「労働者は決められた仕事をやるだけでなく、自ら考え行動しなければならない。それが知識労働者である。」

10)活力ある企業組織を作る為に、必要な人材とは?柳井正氏が重視する店長の姿を通して考える。
(続く)

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2009年7月18日 (土)

1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。―NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その4)ビジネスは団体競技、様々な人がいなければオープン性は担保出来ない。

7) 柳井正氏は語る。
「今からの会社は多様な才能の人がいなければならない。
もしワンパターンの人ばかりだと今からの社会に対応しきれない。
ビジネスは団体競技で自分の得意なところを活かせばよい。
色んな人がいて、クリエイティブが得意な人、論路的なことが得意な人、美が得意であればそういうことを活かす、一人一人が得意なものに徹した組織、色んな人がいる組織、多様な国籍や年齢、男女、或いはハンディキャップがある、等、も多様性(Diversity)の問題で組織として必要な事だ。」
(続く)

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2009年7月15日 (水)

1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。―NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その3)「障害者の方が健常者と一緒に仕事をして貰えるのが一番、社会にも良いことだ」

5)番組では、「ファーストリテイリング」(ユニクロ)の法定雇用率を大幅に上回る8%の障害者雇用の例を紹介している。
知的障害のあるAさんは或る店で、1日30箱以上の商品をチェックし、店頭から絶やさないようにするのが主な仕事です。
この店で6年になるAさんは新人スタッフの指南役も勤めています。
スタッフ同士が感謝の気持ちを伝え合う、店内のスタッフ控え室のボードにはAさんに対するカードにこんな言葉が書かれています。

「いつもB/R(商品)の管理をしてくれて有難う!!本当に助かっています。私もB/R整理もっと頑張ります!!」
Aさんの自分の仕事を100%やりきる姿勢は他の社員の良い刺激にもなっているのです。
Aさんは商品管理以外にも気を配ります。
開店直前、Aさんは店長に声をかけます。レイアウト変更を間に合わせる為に手伝いたいと申し出たのです。
「困っている人に対して自分から声をかけるAさんをみて、周りのスタッフもお互いに困っている人に対して声をかけるようになる」と店長は言っています。

6)「障害者雇用も以前はその率がユニクロでも低かった」、と柳井正氏は言っています。
しかし、「障害者の人がいるとその人に対して社員全員が気づかいをする、そういうことがお客様に対する気遣いにもつながるようになる」、という。
更に、「障害者の人が仕事に喜びを感じるようになると、障害者の家族の方にも喜んで貰える。障害者の方が健常者と一緒に仕事をして貰えるのが一番、社会にも良いことだ」と柳井正氏は語る。
(続く)

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2009年7月14日 (火)

1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。―NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その2)企業とは人間組織である。―ピーター・ドラッカー「企業とは何か」より

3) ピーター・ドラッカーPeter Druckerは、1909年オーストリア・ウイーンの裕福な家庭に生まれ、ドイツで新聞記者になり当時台頭してきたナチスを率いるヒトラーにインタビューなどをしている。
1933年、24歳の時イギリスに移住し、大学で経済学を学ぶ。
1937年アメリカに移住し、当時繁栄するアメリカの象徴であった巨大企業ゼネラルモータースGeneral Motorsから巨大組織を改革する為の調査を依頼される。

一年半に渡り、経営者から製造ラインの労働者まで徹底したヒヤリング調査を行なう。
その成果からこれまでの経営学に無い画期的な著作が生まれる。Concept of the Corporation(1945―)邦題「企業とは何か」である。

4)この中でドラッカーは、人間が幸せである為に、企業がいかにあるべきかを提言した。
「もし企業がアメリカ社会の代表的組織であるならば、一人一人の人間に機会の平等を与え、位置と役割による尊厳を与えなければならない。」―「企業とは何か」より
(続く)

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2009年7月12日 (日)

1984年広島で一号店をオープンして以来、わずか25年で7カ国、800以上の店舗を展開する世界的アパレルブランドを築きあげた「ファーストリテイリング」会長兼社長の柳井正氏の独創的な経営には、20世紀を代表する経営学者ピーター・ドラッカーPeter Drucker (1909-2005)の理論が大きく関わっているという。NHK教育テレビジョン「知る楽」6月放送より(その1)多様性こそ力

1)国籍、性別、年齢など全ての垣根を取り払い、人の持つ資質が最大限活かされることが企業活動に不可欠と、従業員23,000人を率いる柳井正氏は語る。

「会社で一定の傾向の人、例えば日本人の男性ばかり、それもビジネスマンタイプばかりの会社は面白みが無い。
多様な才能の人がいないと、社会に向かって全部オープンでないといけない。」

2)柳井正氏は経営に悩むたびにドラッカーの本を読み返し、更に社員全員にピーター・ドラッカーPeter Druckerの本を配り、レポートを書くよう薦めている。
柳井正氏は語っている。
「頭のいいおじさんが僕の為に、経営者はこうあるべきだ、ということを実体験を通じて言っている様な気がします。」
(続く)

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2009年7月10日 (金)

「次にやる事があるんでほんと、仰るとおり、落ち込んでる間がないというか、落ち込んでいるんだけど、先に行かなくちゃあ行けない、という状況が、ぶらぶら、こう前に下げられて、(手を目の前でぶらぶらさせる)一生懸命行くって感じですね。」女優・戸田恵子

女優・戸田恵子1957年、愛知県生まれ。6月3日NHK「スタジオパークからこんにちは」より

視聴者からの質問「落ち込む事はありますか?」
戸田恵子
「逆に言えば、落ち込まない日は無いです。毎日が落ち込みです。」

インタビューアー「どうして?」

戸田恵子「上手く出来ない事の方が多いからです。」
インタビューアー「落ち込んでいる暇がなさそうですが」

戸田恵子「まあまあ、そうですね。そういうことで過ぎているんですね。
次にやる事があるんでほんと、仰るとおり、落ち込んでる間がないというか、落ち込んでいるんだけど、先に行かなくちゃあ行けない、という状況が、ぶらぶら、こう前に下げられて、(手を目の前でぶらぶらさせる)一生懸命行くって感じですね。

多分、もしかして仕事が無かったら、ずーと沈んだままかも知れないですね。」
「落ち込まない日のほうが無いですよ。ほんとに出来ないから落ち込むんです。皆さんどうなんですかねえ。」
インタビューアー「落ち込みます」

戸田恵子「そうですよねえ、みんな、それを見せないで、強がって頑張っているだけですよね」

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2009年7月 9日 (木)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日及び6月29日で紹介されました。(その13)21躍進の秘密は、社員のやる気を引き出す社内システムと画期的なセミオーダーの製品Fit(フィット)

34) 「メガネの21(つーわん)」では“つがい作戦”と称して社内結婚をしてフランチャイズで独立することを奨励し、社員は休日には会社のボートで釣りを楽しんだりしている。
創業者の平本清専務
「女性も社内ネットで男性が幾ら給料を貰って、幾ら社内投資をしているか、働き具合と一緒に分かる」

35) 「メガネの21(つーわん)」躍進の秘密は更に、創業者の平本清専務が開発したレンズとつるだけのシンプルな製品“Fit(フィット)(1万2千円から~)”にある。
Fit(フィット)は店員が客のサイズに合わせてつるや金具を選んで店内で簡単に組み立てられるセミオーダーメードの画期的な商品である。

36)番組では広島県因島(いんのしま)の小さな眼鏡店(21のフランチャイズ店)を紹介している。
親の代からの店を継ぎ21に加盟して11年になる経営者は、Fit(フィット)のお陰で、こんな小さな店で以前の3倍以上、年間6,000万円以上売れ
「ありがたいとしか言いようがないない」と語っている。

37)番組の最後にメインキャスターの村上龍氏が語っている。
「人間の能力・やる気をどうすれば上手く引き出せるか、発揮させられるか、いろいろな形があると思うが、21のやりかたは今までの組織論とは対極の方向にある。
今までの組織は会社のやり方に従いなさい、というものだったが、21は会社に入ったからといって安心ではない、だからこそ信頼を築こう、その為にこういうシステムがあります、というものである。」

38)番組の収録前に創業者の平本氏はキャスター達に「今日は21を褒めなくてもいいですから、僕が返答に困るような質問をして下さい。そうすれば21としても、もっと改革出来るから」と言ったそうである。

39)「21」を見て、鹿児島の過疎地で流通業の常識を破る、24時間・365日営業の巨大スーパーを成功させている「スーパーAZ」を改めて思い出しました。参考ブログhttp://www.asuka7.com/2008/06/post_36d4.html

http://www.asuka7.com/2008/10/24-814c.html
(「メガネの21(つーわん)」の項、終わり)

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2009年7月 8日 (水)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日及び6月29日で紹介されました。(その12)“ギブアップ宣言”で上司を変えられる。社員の採用は一緒に働く店の人が最終決定。

31) 「メガネの21(つーわん)」創業者の平本清専務は言う
「僕は“中間管理職”のシステムは決して悪くはないと思っている。
運よく、優しくて有能な上司に出会えれば良いが、全員がそうじゃあないですから。そうすると昔の日本の軍隊と一緒ですね。

“配属を換えて欲しい”とか、“上官を換えて欲しい”とか言ったら反逆罪ですね。だけど、アメリカは“転属願いが出せた”というのを聞きますよね。
だから、上司を選べないというのは部下は結構大変ですよね。うちは気持ちよく“ギブアップ宣言”で・・・はい。」

32) 「メガネの21(つーわん)」では上司といえども威張る事はできない。
何故なら社員はギブアップを宣言出来るからだ。
うまが合わない社員がいればギブアップの理由をネット上に書くことで誰でも人事異動を要求できる。
平本清専務「(お互いに合わせる為の)努力はするなと言っている。
二人の話を聞くと必ず双方の言い分があり、絶対合わない。
その場合は外し易い方を気持ちよく外す。
だけどこの人がもう一回ギブアップ宣言が出たり出されたりすると、3回目には言いますから。“合わないんではなくて、皆があなたと合わないんじゃあないの”って。“次回は気をつけてね”って言えばやっぱり注意されますよね。」

33) 平本清専務「人の採用も一般の会社なら最終役員面接と言うのがある。
我々(の場合)は、そこで働く店の人が最終面接をして採用を決定する。
採用された人は、この人達に入れて貰ったと感謝する。」
(続く)

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2009年7月 6日 (月)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日(及び6月29日予定)で紹介されました。(その11)中間管理職は要らない。“的確な情報を知らせる能力がある責任者”がいればよい。

29)中間管理職がいなくて店長すら存在しない「メガネの21(つーわん)」で唯一、肩書きを持つのが「責任者」である。
現在の“名前だけの社長”の田川雄二さんも、その1人である。
「21(つーわん)」における「責任者」には“的確な情報を知らせる能力がある人”が任命される。
創業者の平本清専務は言う「(普通の会社では)中間管理職は、自分の責任になるから、部下の反乱とか不満を自分で抑えるのが仕事みたいになっている。でもそれはその店で抑えられているだけで、本当はくすぶっていって、最後には火種になって問題になる」。
「21(つーわん)」における「責任者」は管理者ではなくて、“頼りになる先輩”、“困った時には助けてくれたり、見守っていてくれる”、“上司というよりはお父さん的な存在”という。

30)番組では会場に来ていた管理職の人達に「21(つーわん)」のシステムが、○【上手いやり方、参考になる】、のか又は、×【上手く行くわけがない納得できない】のか、アンケートを取った。
結果は21対6で○の方が圧倒的に多かった。

平本清専務「やはり皆さん、(普通の会社に)“これは無駄だな”と思っている事が結構あるんですよね・・・」
(続く)

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2009年7月 5日 (日)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日(及び6月29日予定)で紹介されました。(その10)「何事もオープンにすれば経営者は下に任せることが出来、楽だ。する事が無いから、ゴルフにも海外にも何処にも行

27)『今まで、「メガネの21(つーわん)」のやりかたを見て、とても良いシステムのように見える、これでいいじゃないか、効率も良くて、他の会社はこのシステムでやっていけないんですかね?』番組キャスターの小池栄子が「21(つーわん)」創業者の平本清専務に尋ねる。

平本清専務は言う。「僕は他の会社はあまり知りませんが、だけど、僕はゴルフにも行けるし、海外にも何処にも行ける、いなくていいんですから。社
長印は女性社員が押していますし、稟議はネットで何処からでも書けますし、うてますし、だから凄く楽ですよね。
苦労しているともっと報酬が欲しくなるんですけど、楽してますから今の生活で十分です。」

28)村上龍(番組のメインキャスター)「オープン出来ない組織と言うのは、したくないんでしょうね・・・」
平本清専務「すると大変な事になる・・・オープンすると悪い事は出来ませんから。人に知られたくない事は陰でやる。だから影に行かしてはいけない。」
(続く)

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2009年7月 3日 (金)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日(及び6月29日予定)で紹介されました。(その9)人事査定も社内ネットで公開

23)中間管理職がいなくて現場の人達の人事評価は誰がするのか?「メガネの21(つーわん)」の社内ネットを開くと、全社員の人事査定が包隠さず公開されている。

「21(つーわん)」の査定は本部によって、勤続年数・会社への出資額・店舗への貢献度で決定されている。
店舗への貢献度の判断は「専務が適当につけましたから点数に異論があったら言って下さい」、即ち、査定点数に異論があればネットで異議を申し立てる事が出来る。

だから上司(中間管理職)が要らないのである。
仮にA氏がB氏より評価が低くて、A氏自身、B氏より評価が低いのは納得できないと思えばその旨、書き込むことが出来る。
それに対して異論があれば皆が書き込む事が出来る。
「不満を聞いてそれを解決するのが経営者の役目である」と平本専務は言う。

24)「もっと厳密な人事評価をしないのか?」という番組メインキャスター・村上龍氏の質問に対して平本専務は
「社員みんなに聞いたんですよ、(莫大な人事の人数を置き査定の手間暇をかけ)、もの凄いコンピューターを使って、貴方の点数が本当は50点だった、ところが私(平本専務)がやって間違えて20点にした、(凄いコンピューターや人事査定の手間暇の費用も莫大に掛かるので、)20点でボーナス80万円と、50点でボーナス30万円とどっちいいか、評価にかかる費用をみんなに配った方が良いと思わないかと」。

平本専務は更に言う
「客観的な厳密な人事評価のやりかたがあったら教えて戴きたい、僕は直ぐ真似るので。
だから、僕の人事評価は厳密かと言われると、アバウトです、いい塩梅(あんばい)にやっとります、と。」

25)番組キャスターの小池栄子
「(人事査定を社内ネットで誰でも見られるようにするのは)プライバシーが守られない、とか言ってくる人います?」 

平本専務「大体、学歴の高い人が言ってこられましたね。
皆にオープンするのはプライバシーの侵害じゃあないかと。僕は言い返しました。評価を僅かな人数の経営側が適当に決めて、それをオープンしない方がプライバシー・人格まで侵害していると。僕の場合は、“異論があれば、言って欲しい”と機会を与えている。

査定や給料を公開しないと、あいつは幾ら貰っているのか、とかお互いに疑心暗鬼になる。
会社はチームでやっていかないといけない訳で、情報を公開したほうがいい。」

26)村上龍「基本的にオープンに出来ないことはどこかやましいんですよね。」
平本「そうです。皆そうです。」
(続く)

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2009年7月 1日 (水)

驚異の「メガネの21(つーわん)」―「販売ノルマなし」「内部留保なし」「社員ボーナス500万円」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職なし」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」、会社の常識を覆(くつがえ)す、これらを実施して業績を伸ばしている広島のメガネの販売チェーン「メガネの21(つーわん)」がテレビ東京のカンブリア宮殿・6月22日(及び6月29日予定)で紹介されました。(その8)「出来るだけ情報を公開して独裁者を作らない事が一番国が滅びない形だと思うんです。」

19) 「21(つーわん)」では各店舗の経営情報や、開発中の商品のミーティングの内容・社内会議・各自の給与・各自の人事査定・会社の経理状況等、会社の全ての情報が「21ネットワーク」というイントラネットで公開されている。
隠し事をしないことで管理職が要らないという。

20)管理職がいないと、では仕事の悩みや相談は?これも社内ネットで各自が行なっている。
社内ネットには、教えて下さい等の相談が寄せられている。
そしてその相談を見た別の社員がアドバイスをすることで問題が解決するという。

21)では、社内稟議は?これもネットで済ませている。
例えば、クーラーが壊れて困っているA店。買い換えたい旨をネットに書き込む。
「100万円と見積もりが出ました。エアコン修理の件、行なっても宜しいでしょうか?」
そしてネットに書き込んで3日間、誰からも異論が出なければ社内稟議が通ったと見なされるのである。
3日後、異論は寄せられなかったが、知り合いの業者に頼むともっと安くなるという提案が寄せられた。
お陰でA店は安い価格でエアコンを新調できた。

22)このように、全ての情報を公開すると、管理職は要らなくなるのである。
「出来るだけ情報を公開して独裁者を作らない事が一番国が滅びない形だと思うんです。」
「21(つーわん)」創業者の平本清専務は言う。
(続く)

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