「窓口営業は午後3時まで」の銀行の常識を破り、午後5時まで窓口が開いている「りそな銀行」に感心していたら、12月7日のテレビ東京の「カンブリア宮殿」に、りそなホールディングス会長の細谷英二(ほそや えいじ)氏が出演し、その経緯が分かった。何と細谷英二氏は、58歳で金融界とは無縁の鉄道マンから転身し、「だれがやっても再建できない」と言われた「りそな銀行」を再建したのである。(その7)
2008年9月、世界の金融界を襲ったリーマンショックが起きる。企業の株価が軒並み暴落し、日本の3大メガバンク(三菱UFJ,みずほ、三井住友)も保有株式の下落で2,000億円以上の赤字を計上する。
しかし、大企業との「株式の持ち合い」を解消していた「りそな」は、株式暴落の影響を受けず、ひとり、1,239億円の黒字を計上するのである。
「大幅な取引先の株の売却自体が銀行の取引基盤を棄損する。」と、「株式の持ち合い」解消に強く反対した廣富靖以氏も(12月18日のブログ参照)、次のように番組で語っている。
「会長の判断は間違っていなかったですね、と(細谷英二会長に)申し上げた。決断するに当たっての、決意と覚悟そして勇気が細谷さんにはあった。
我々(生え抜きの銀行員)には、その勇気と決意と覚悟が欠けていた。」
(続く)
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