「窓口営業は午後3時まで」の銀行の常識を破り、午後5時まで窓口が開いている「りそな銀行」に感心していたら、12月7日のテレビ東京の「カンブリア宮殿」に、りそなホールディングス会長の細谷英二(ほそや えいじ)氏が出演し、その経緯が分かった。何と細谷英二氏は、58歳で金融界とは無縁の鉄道マンから転身し、「だれがやっても再建できない」と言われた「りそな銀行」を再建したのである。(その3)
細谷英二(ほそや えいじ)氏は1968年東京大学法学部を卒業して日本国有鉄道(現JR東日本)に入社し、鉄道一筋のサラリーマン生活を送る。
累積赤字37兆円に達した国鉄の民営化を主張した「改革3人組」の参謀として裏方で支え、活躍する。
1987年、国鉄の分割民営化でJR東日本に移り、細谷英二氏は利用者目線に立った新しいサービスを次々に打ち出していく。
自動改札による人手の削減と改札の正確さを図る、ビューカード。
山形新幹線、成田エクスプレス、鉄道の枠を越えた駅ナカビジネスなど新規事業を手がけ、成功させ、2000年にはJR東日本の副社長になる。
一方金融界では、1997年に北海道拓殖銀行が経営破綻し、銀行は潰れないという神話は崩壊する。
(続く)
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