手紙―老いた親から子どもたちへー5月11日(月)のNHK総合テレビジョン「生活ホットモーニング」で、昨年秋発表され話題になっている、“年老いた親から子供への手紙”の歌が紹介されました。
原詩はポルトガル語ですが、作詞者不明でスペイン語から角智識氏が訳し、補足詞と作曲はシンガソングライターの樋口了一です。
手紙―親愛なる子供達へ
年老いた私が ある日
今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私の事を
理解して欲しい
私が服の上に食べ物をこぼしても
靴紐を結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように
見守って欲しい
貴方と話す時
同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末をどうか
さえぎらずにうなずいて欲しい。
あなたにせがまれて繰り返し読んだ
絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも
私の心を平和にしてくれた
悲しい事ではないんだ
消え去っていくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けて欲しい
楽しいひと時に
私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを嫌がる時には
思い出して欲しい
あなたを追いまわし何度も着替えさせたり
様々な理由をつけて
嫌がる貴方とお風呂に入った
懐かしい日の事を
悲しい事ではないんだ
旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しいい
いずれ歯も弱り
飲み込む事さえ出来なくなるかもしれない
足も衰えて立ち上がる事すら
出来なくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと
私に助けを求めたように
よろめく私に
どうか貴方の手を握らせて欲しい
私の姿を見て悲しんだり
自分が無力だと思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力がないのを
知るのは辛い事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを
持っていて欲しい
きっとそれだけで それだけで
私には勇気が湧いてくるのです
貴方の人生の始まりに
私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに
少しだけ付き添って欲しい
貴方が生まれてくれたことで
私が受けた多くの喜びと
貴方に対する変わらぬ愛をもって
笑顔で答えたい
私の子供達へ
愛する子供達へ
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